こんな工事できます

当社は、普通の工務店ではやらないような工事もします。

「できる。できる。必ずできる。」 という当社の精神で、これまで様々なパターンの工事にお応えしてきたため、一般的な木造住宅では、必要としないような難しい工事もできるようになりました。

これまでに当社が挑み続けてきた変わった工事のポイントをご紹介します。

角度が異なる小屋組み構造の家

整形でない敷地に木造3階建てを耐震等級3で建てた住宅の事例です。敷地の斜線制限ぎりぎりに建て、しかも柱のない空間とするためにこのような複雑な小屋組みになっています。

それの何が難しいのか

内装仕上げの現しとなる小屋の登り梁の角度がすべて異なるために、接合部の一箇所一箇所に特注の金物プレートを用いて、極力接合金物が見えてこないようにしています。この時に接合プレートを固定するドリフトピンが片側からしか打てないために施工手順も重要になってきます。

そのため、工場で製作してから事前に仮組みを行い、製品の確認を行いました。

コンクリートガレージがある家

1階に2台分の車を置けるガレージを設けるために1階部を鉄筋コンクリート造、2階部を木造とするハイブリッド構造の家です。

道路境界に歩道があり、正面に街路樹があることから、その街路樹を残して、車を入れられるように縁石ブロックの切り下げを市と協議して、このようなカタチになりました。

それの何が難しいのか

この敷地は、道路に接道しているところより奥は、地盤面が高くなっているので、先にガレージ部分のコンクリートを打設し、後から奥の住宅基礎コンクリートを打設して一体の構造物にするという方法で工事をしました。ですので、一般的な住宅の基礎工事業者では難しい工事です。

掃き出し窓から外に出る犬走りも基礎と一体のコンクリートとして工事を行いました。

コンクリート打放しの家

シンプルなコンクリート打ち放しのファサードを持つ3階建ての家です。シンプルなので簡単そうに見えるかもしれません。

それの何が難しいのか

鉄筋コンクリート像の建物は、実は打ち放し仕上げよりも塗装やタイルで仕上げるほうが簡単です。なぜなら、塗装やタイルで仕上げる場合には、 万が一コンクリートを打設した時にコールドジョイントやジャンカなどの気泡が入っても補修すればすみますが、打ち放しの場合は、コンクリートを打設した表面がそのまま仕上げになるために、基本的に補修が許されないからです。パネルやPコンの割付も意匠的に重要なポイントです。

中大規模の木造施設建築

当社は、一般的な住宅よりも規模が大きい中大規模の木造施設建築の工事もできます。

それの何が難しいのか

中大規模の木造施設になりますと、それだけ多くの材料や職人が必要になります。これからの職人不足時代には、それだけの大工さんを集められるかどうかという問題がありますが、当社には頼りになる多くの社員大工がいます。

また、当社は国土交通大臣による特定建設業の許可を受けているため、一般建設業の許可ではできない規模(正確には、下請け業者に出す工事金額が4,000万円以上の工事)の元請け工事を行うことができます。

大きな規模の建物になるとそれなりに大きな空間が計画させることもありますが、このような大きな空間をつくるには、構造的な工夫が必要になります。

神殿のような結婚式場

結婚式場として施工させていただいた白い神殿のような建物です。建物正面に大階段があり、ドアの向こうにはチャペルがあります。少し高さを抑えた両翼の空間は、それぞれタイプの異なる披露宴会場となっています。

それの何が難しいのか

外見からは、想像しにくいかもしれませんが、構造は実は鉄骨造です。鉄骨造は、木造や鉄筋コンクリート像とは異なる品質管理が必要になります。高さの異なるぞれぞれの空間が鉄骨階段によって複雑に組み合わさっている建物でした。

それら全ての鉄骨構造を白い装飾で覆うことによって、このようにシンメトリックな結婚式場となりました。

川の近くで地下室をつくる

丸喜齋藤組では、これまで数々の山留工事を行って参りました。

そのほとんどは、親杭横矢板工法と呼ばれる山留め工事です。

その中でも、最も困難であったのは、川の近くで7mの深さの地下室をつくる工事でした。

地盤面から深さ7mの地下室をつくりました。周囲に十分な広さがない場合には、仮設工事としてシートパイルで山留め工事をしてから建物の工事を行います。特に川などの水辺に近い敷地の場合、地下水位が高く、1~2m掘ると水が出てきてしまいます。

それの何が難しいのか

地下水が出ると、地盤を掘る作業を阻害するだけでなく、山留め壁にかかる側圧も大きくなり、非常に危険です。この現場では、ディープウェル工法によって地下水位を下げて、地下の工事を行いました。

築56年の耐震補強&リノベーション

外観正面

築年数56年という古い鉄筋コンクリートの建物のリノベーションを行いました。

それの何が難しいのか

56年前の建物構造の旧耐震基準は、現在の新耐震基準よりも劣るため、現行の新耐震基準を満たすための耐震補強工事が必要になりました。そのため開口部に新たに鉄筋を配筋して耐力壁をつくったり、耐震スリットを入れる方法で耐震性能を上げる工事を行い、同時に大規模修繕工事で行うような屋根外壁の防水工事を行いました。

木で編んだトンネル

建築家安藤忠雄さんの設計「四季のアーケード」です。網のように編まれたこのトンネルは、木材でできています。

それの何が難しいのか

木材は、無理に曲げてしまうと折れてしまいますが、ゆっくり時間を架けて曲げていくと緩いアーチを描くことができます。すべてのアーチが一定の曲率で曲がるように型枠をつくり、一本一本丁寧にボルトで接合してこのトンネルをつくりました。曲面でこの精度を出すことは、難しい技術を必要とします。