NewYorkの空中公園HighLineを歩く

ニューヨークマンハッタンには、ハイライン(High Line)と呼ばれる空中遊歩道があります。もともとは、貨物が走る高架線路でした。その線路の痕跡を残して、眺めの良い空中公園にリノベーションされました。2014年に全区間が開通したばかりです。設計は、ディラー+スコフィディオです。

HighLine

この2.33kmの長さの空中公園には、11ヶ所の出入り口があり、最南端はGansevoot St.に出入り口があります。

IMG_0843

そこで、最初に見られるのは、ホイットニー美術館です。設計は、建築家のレンゾ・ピアノ。2015年にオープンした美術館です。ちなみにこのハイライン沿いには、沢山のギャラリーがあります。

Whitny (2)

もう少し、北へ進むとこのハイラインをまたぐようにスタンダードホテルが建っています。

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スタンダードホテルをくぐって、さらに北に進むと左手にフランク・ゲーリー設計のIACビルが見えてきます。

HighLine (2)

フランク・ゲーリーらしく無機質な素材で有機的な形状にした建築です。

IAC

その奥には、フランスの建築家ジャン・ヌーベルが設計したマンションが建っています。

100 11thAVE condo

それを更に北へ進むとニール・ディナーリが設計したマンションが正面に見えてきます。

HighLine (3)
HighLine23condo (2)

27th St.あたりまで来ると、ザハ・ハディド設計のマンションが現在建設中です。

NYapartmentByZaha

ちなみに完成予想パースは、こんな感じです。

このハイラインの最北端には、ハドソンヤードと呼ばれる再開発地区があり、現在も高層ビルがどんどん建設されています。

HudsonYard

ハドソンヤードの再開発の完成予想図です。ニューヨークは、東京と同じように成熟した都市のようにみえて、実はさらなる発展を続けています。

HudsonYard (4)

思い返せば、1988年にニューヨーク近代美術館(MOMA)で建築家のフィリップ・ジョンソンがデコンストラクティビスト・アーキテクチャー展を開いてから30年近く経ち、その時のデコンストラクティビスト(脱構築主義者)と呼ばれた建築家フランク・ゲーリーダニエル・リベスキンドレム・コールハースザハ・ハディドらの設計した建築がニューヨークには多く建てられていました。

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