畳のある空間のつくり方!ポイント教えます

家づくりのとき、日本人ならどこかに畳の部屋があると和みますよね。和室として景色と一体の空間にするのもいいですし、リビングの一部にあるだけでも、あって良かったと思うのが畳です。そんな畳のある空間の施工事例のポイントを解説します。

自然素材で組み合わせる

最近は、メンテナンスがしやすいようにビニール系の畳もありますが、本来畳はい草でできていますので、畳と接する壁や天井を珪藻土などの自然素材にすることによって柔らかい空間にします。天井照明も和紙でできていると一体感があります。

天井によしずを貼る

床の畳に対して、天井によしずを貼る事によって、畳とよしずに挟まれた和の空間に仕上がります。

腰壁のパターンを切り返す

もし、壁面がシンプルすぎてつまらないと感じるときは、窓の下の高さあたりで壁の仕上げを切り返してみるのも良いと思います。また、床柱を強調させて空間のアクセントとしても良いでしょう。

雪見障子を設ける

もし、和室が庭に面しているなら、障子は上に上げて眺め楽しむことができる雪見障子にすると、庭の景色を畳の空間に取り込むことができます。

腰壁のパターンと雪見障子の組み合わせ

上で紹介した腰壁のパターンを切り返すテクニックと雪見障子の組み合わせ事例です。

畳の部屋をリビングと一体にして使う

畳の部屋とリビングのフローリングの高さを揃えて、その2つの部屋を仕切る襖を戸袋に全て収納させれば、広く一体の空間として使えます。

和室にし過ぎない

畳を縁のない正方形のカタチにして市松模様に畳の目の向きを変えると写真の様になります。壁と天井を白くして、あまりコテコテの和室にならないようにしています。

面でテクスチャを切り返す

縁のない畳と大きな柄のクロスで和室ともいえない独特な空間になっています。組み合わせは自由ですが、自由なだけに住む人の好みやセンスによるので難しく、上級者向けだと思います。飽きたら、そこだけ張り替えるのも良いかもしれません。

リビングの一部に畳

リビングの一部の空間に3帖くらいの畳があると、少し休憩したり、寝る場所としても使えます。

小屋裏のスペースを利用する