土のう対策のいろいろ
まずは、この台風19号で被災された方には、謹んでお見舞い申し上げます。
前回の台風15号といい、今シーズンにこのように巨大で強い台風が2度も来るなんて、やはり地球環境が異常なのでしょうか。
さて、また来るかもしれない台風のために、記憶に新しいうちに振り返っておきたいと思います。
今回は、台風対策の中でも土のうによる対策について注目してみました。
私たちの江戸川区は、区が示したハザードマップにあるようにほとんどが海抜0メートル地帯ということもあり、大雨による冠水が心配されました。
そこで、江戸川区の対策として、前日から各区の施設を土のうステーションとして土のうを配っていました。
業者さんや区の職員さんなどが協力して土のうを配ってくれていたしたが、とても追いつかない状況のようでした。
そして、いよいよ台風19号を迎え、私たちの江戸川区へ直撃!
全国の最大瞬間風速記録となりました。
夜が明けてから、近所の台風対策を観察してみました。それぞれ考えられて対策されてました。
なごみの家瑞江さんです。完璧です。大きな窓ガラスには、割れても飛散しないようにテープを張り、内側から段ボールで抑えてありました。これなら、万が一ガラスが割れても室内に大きな被害はなかったでしょう。
また、自動ドアの足元の土のうですが、土のうの下にブルーシートを敷いて抑えているところがしっかりされてますね。
これは、砂と土のう袋が足りなかったのでしょう。しかし、ビニル袋などあるもので代用していて、その努力が涙ぐましいです。その下に、ブルーシートかビニルシートなど敷いていたら、もっと良かったと思います。それでも十分効果あったと思います。
これは、土のう袋の代用として、ごみ袋に水を入れるとよいと聞いたのでしょう。確かに重さもあり効果的なのですが、もう少し小さな袋に小分けにしたほうがよかったですね。袋が大きいとその間から水が侵入してきてしまいます。また、前記述と同じく下にシートを敷いていれば、効果大です。
ここは、何も対策していなかったのでしょうか。いや、よく見ると。。。
高さ40cmくらいまでテープで隙間をふさいでしました。この場合、ガムテープではなくこのような養生テープのほうが後で剥がしやすくてよいと覆います。土のう袋が重くて大変という方は、これでも一定の効果はあると思います。
しかし、幅50mmでは、密着の弱いところから剥がれる恐れがあるので、できれば幅100mm以上の幅広のテープが良いと思います。
「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」といいますが、また次いつ台風が来るかわかりません。その時は、土のう袋がなくても何かあるもので代用できれば、被害を小さくできるかもしれません。その時は、思い出して参考になれば幸いです。