渡り廊下の解体工事の手順とは
青森県庁舎と警察本部庁舎をつなぐ渡り廊下。その渡り廊下は、1975年建設の施設で老朽化が著しいことから、丸喜齋藤組によって今年から架け替え工事を行っています。その渡り廊下そのものは、シンプルなものですが、それを架け替えるとなると、そう単純な工事ではありません。その解体工事だけでも大変です。その解体工事をご紹介します。
解体するために、まずは、仮設の構台を組みます。その上で、解体できる仕上材などを解体していきます。そして鉄骨のトラス構造を残すのみとなりました。
一度に解体することは、困難な作業であるため、途中で解体できる準備をしています。
ここに用意されたのがこの550tクレーンです。通常の家の建て方に使用されるのが10t~25tのクレーンなので、550tが特別な大きさであるとお分かりいただけるかと思います。
向かって右側の部分だけクレーンで地上に下ろします。
地上に下ろした構造の塊をさらに解体していきます。
構台の上に渡り廊下の姿が無くなる頃、雪が降ってきました。構台の上から解体したものを下ろしています。
渡り廊下が解体されたあと、仮設の構台も解体していきます。
役目を終えた550tクレーンもコンパクトに収納されて運ばれます。
新幹線が運ばれるように夜中に運ばれていくのです。それまで待機です。
この工事は、来年の10月まで続きます。ご安全に。