ちょうど一年くらいに着工した高齢者向けのマンション新築工事。コツコツ工事が進み、もうすぐ上棟というタイミングです。RC造(鉄筋コンクリート造)で言う上棟は、木造の上棟とは、それまでにかかる時間が違います。木造軸組の普通の住宅であれば、建て方がスタートして構造体が出来上がるまでに2~3日くらいで形になリますが、RC造の場合は、1フロアずつコンクリートの強度が出るまで待ってから、その上の階に順番に進んでいきます。

コンクリートの強度が出る(しっかり固まる)までには、4週間程度かかり、その後もじわじわ強度を高めていきます。その間は、その上の階の荷重に耐えられるようにしっかりサポートをかけたままにしておきます。

そして、コンクリートが必要な強度まで固まったら、サポート外して、内装工事に進みます。LGSと呼ばれる軽量下地材で廊下などの間仕切り壁の骨を組んでいきます。

そして、このLGSが組み終わった下のフロアから順番に石膏ボードが張られていきます。

また、工事中のひとつのフロアを利用して、現場に入っている職人さんたちの休憩スペースとして活用するときもあります。首都圏の限られた敷地の工事では、よくあります。今は、ガランとしていますが、10時と15時の休憩時間には、一杯になります。

タバコを吸う職人さんは、外部の限られたスペースでお願いしています。

そして、工事は更に上へ上へと進めていきます。常に屋根の無い最上階で働いているのは、こうした鉄筋工のような躯体工事に関わる職人さんたちです。

PC(プレキャストコンクリート)という工場でつくってくるコンクリート盤を利用しても、最後は1か所1か所が職人さんの手作業によるのです。

もうすぐ上棟です。これから暑い季節になりますが、熱中症や事故に気をつけて作業してもらえればと思います。