コッツウォルズの古民家に学ぶ

日本に残る古民家の風景というと飛騨高山にある白川郷などが有名ですが、イギリスにも古民家が多く残っている集落がたくさんあります。コッツウォルズ地方がそのひとつです。羊毛の交易で栄えたこの地方には、今なお自然と羊と人が調和して暮らしています。(コッツウォルズとは「羊のいる丘」という意味だそうです。)そんな自然と調和した自然素材を使った古民家のご紹介です。

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日本にある茅葺屋根の古民家とは印象が違います。それは日本は木造の軸組でつくられているのに対し、イギリスでは石を積んだ壁によってつくられているからかもしれません。屋根に見える煙突や白い窓枠も特徴的です。

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茅葺きの屋根も柔らかくトリミングされていますが、庭木も丸く手入れされているので、可愛らしいお家になっています。

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このお家は、コッツウォルズでも大きな方だと思います。庭も広く自然の中に家がある感じがします。

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コッツウォルズのお家によく見られますが、自然と草木が建物を覆い、直射日光から暑さを防いでくれています。

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地面には樽型の鉢に植えられた木。壁面の色とりどりの花が可愛いですね。

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同じ自然素材でできた建物が並ぶことによってきれいな町並みをつくっています。道路のラインなど余計な標識が無いのもいいですね。

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町の雑貨屋さんの商品が外に並んでいます。インテリアのアクセントに良さそうなものばかり。

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町のレストランの雰囲気も自然素材。石積みの壁と木のテーブルと椅子が適度に丸みを帯びて優しさを感じます。

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家を長持ちさせるには、建てっぱなしではなくメンテナンスが必要です。高いところにも足場をかけて修復させながら家を育てていきます。

家づくりに、その土地の風土にあった自然素材を使えば、メンテナンスをしながら長く住むことができます。また、無理に植物を排除するのではなく、自然と建物が一体となることによって素敵な町並み風景をつくります。

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